賢者の遺産
俺は『LAST EDEN』にログインした瞬間、運命が変わった気がした。画面が揺れ、突然のユニークイベントが発動して、賢者の洞窟に飛ばされたんだ。
暗い洞窟内で、古い賢者の声が響き、無限のマナと全魔法を授けられた。心臓がドキドキ鳴り、手が震えたよ。こんな天文学的な幸運が俺みたいな貧乏高校生に訪れるなんて、マジかよ。
しかし、これが最大のピンチでもある。目立ったらトップギルドや賞金稼ぎに狙われる。だから、初心者を装って安全に金稼ぎするしかないんだ。無限マナのおかげで、魔法をこっそり使えばリスクゼロで素材集められる。
でも、一瞬のミスでアカウント削除、5万円の損失だ。背筋がぞわっとした。俺は深呼吸して、洞窟を出た。外の世界は初心者エリアの森。木々のざわめきが耳に届き、土の匂いが鼻をくすぐる。
まずは低レベルモンスターを倒して素材を売るか。それで少しずつ富を築くんだ。勇敢に、でも優しく、誰にもバレないように。俺の頂点への道が、今始まった。
森の木々が風に揺れ、葉ずれの音が静かに響いている。足元には柔らかい土が広がり、湿った匂いが漂う。遠くで鳥のさえずりが聞こえ、陽光が木漏れ日となって俺の顔を照らす。
ステータス画面を確認すると、無限マナの文字が輝き、心が少し高鳴る。でも、周囲に他のプレイヤーの気配はない。初心者エリアとはいえ、いつ誰が現れるか分からない緊張が、空気に溶け込んでいる。
俺は木陰に身を寄せ、慎重に周りを見回した。
😐ハルト
「マジかよ……無限マナだって? これで俺、何でもできるじゃん」
😐ハルト
「よし、まずは森のスライムから素材集めだ。安全第一でいくぜ」
😐ハルト
「他のプレイヤーが来たらどうしよう。初心者装うの、大変そうだな」
😐ハルト
「でも、俺は諦めない。頂点目指すんだから、がんばるよ」
😐ハルト
「5万円のリスク、絶対避ける。賢く立ち回るぜ」
行動: まずはスクロールという魔法を封じ込め、好きなタイミングで発動することのできるものを大量に作り出した後、変装魔法でライトというプレイヤーの姿を模倣し、それを全て売り捌き、その後森に帰る