霧の森の気配
風の精霊である俺、ゼフィルは、多種族同盟の辺境キャンプで新たな任務を受けた。神骸遺産の噂が帝国軍の動きを活発化させていると聞き、好奇心がむずむずと胸を掻き立てる。
しかし、自由を失う神骸の恐怖が背中を押すように冷たい風が吹き、指先がわずかに震えた。俺は変装用のマントを羽織り、森の奥へと足を踏み入れた。木々のざわめきが耳に響き、湿った土の匂いが鼻をくすぐる。
すると、遠くで枝が折れる音がして、体が硬直した。味方か、それとも帝国の斥候か。心臓がどくどくと鳴り、風の流れで相手の気配を探るが、霧が視界を遮る。
機会を逃すまいと、俺は木陰に身を潜め、様子をうかがった。もしこれが神骸関連の情報なら、利用せねばならない。だが、迂闊に動けば命取りだ。息を潜め、耳を澄ますと、低い声が聞こえてきた。
緊張が背筋を這い上がり、汗が額を伝う。
深い森の木々が密集し、霧が足元を這うように立ち込めている。湿った葉の匂いが強く、遠くで鳥の鳴き声が途切れ途切れに響く。俺の足音が柔らかい土に吸い込まれ、風がマントを軽く揺らす。
木の幹に手をつくと、冷たいざらつきが掌に伝わる。前方に人影らしきものが揺れ、かすかな金属の擦れる音が耳に届く。心のざわつきが収まらず、風の精霊の感覚で空気の流れを確かめるが、霧がすべてをぼやけさせる。
体が自然と低くなり、息を殺す。好奇心と警戒がせめぎ合い、指が無意識に短剣の柄に触れる。
😐ゼフィル
「ふむ、あの影……味方か、それとも獲物か」
😐ガルド
「おい、誰だそこに隠れてるのは。出てこいよ」
😐ゼフィル
「待て、俺は同盟の斥候だ。ガルドか、お前か」
😐ガルド
「ゼフィルかよ、びっくりさせんな。帝国の奴らがうろついてるぜ」
😐ゼフィル
「情報があるなら、くわしく聞かせてくれ。神骸の噂だ」
行動: 「ガルド、帝国の動きをくわしく聞くぜ。一緒に策を練ろう」